快適な宿 ホルヘ三村 2015年7月24日 チリ, ホルヘ・ミム〜ラ, ライフスタイル ホルヘは今回のコパ・アメリカで、初めてコンドミニアムというものに泊まった。 ホテルの予約サイトに日程を入れて検索をクリックしたら、アパートホテルが数件出てきた。 アパートホテルというのはダイニングキッチンが付いたホテルで、長期滞在に向いている。 ベッドルームだけの一般のホテルは、テーブルが小さくて仕事がしにくいことが多い。 そこで、オリゾン・グループ・アマートメントというのを、おかしな名前だと思いながら予約した。 空港からは、相乗りのバン。 運転手に住所を告げていざその場所に着くと、ホテルらしき看板はなく、 大きな鉄の門扉が閉ざされたビルだった。 アパートホテルだと思い込んでいたので、「こんなはずはない」と驚いたが、 守衛に訊いて初めて、そこがコンドミニアムだということを知った。 22階と19階の二棟からなる立派な建物で、場所はオフィス街。 旧市街の中心であるアルマス広場まで3ブロック半、 昔の要塞だったサンタ・ルシアの丘まで1ブロック。 コンドミニアムというのは、ビーチやスキー場などのリゾート地にあるものだとばかり思っていた。 各階15部屋なのでビル全体では相当数あるが、オリゾン・グループが管理しているのは55部屋だとか。 残りは、他の会社が管理している。 ホテルのようなフロントはなく、ビル内の一室のオフィスへ行ってチェックインする。 ホルヘが着いたのは夜中だったので、守衛からもらった鍵で部屋へ入り、翌日チェックインした。 部屋は完全なマンションで、2人分の食器と大小の鍋、フライパン、4つ口コンロ、オーブン、 電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーと揃っているが、まな板と包丁がない。 日本では両方とも100円ショップで購入できる。 しかしチリでは100均のような店がなく、ある程度の金額となる。 はじめの3日間は外食とテイクアウトだったので、残りの約10日間のために買うのはもったいない。 そこで、食材は食事用のナイフで切れるものだけとし、ちゃんとした料理をするのはあきらめた。 ビルの1階には大型スーパーがあり、カット野菜が何種類も売られている。 旅行中は野菜不足になりがちなので、毎日のように大盛りサラダを食べた。 ホルヘはこれまで、オリーブオイルというものを買ったことがない。 理由は、値段が高いからだ。しかし今回は10日間だけなので、容量の少ないオリーブオイルを購入。 そして、これにはまった。 サラダやパスタにドバドバかけ、アルゼンチンに戻ってからも早速買った。 食材が限られるのでメニューも毎日似たり寄ったりだったが、 くつろいでチリ産のワインを飲みながら食べる夕食は、至福のひと時だった。 Tweet