帰ってきた牛乳とオーブン
3月末に日本を出てから、牛乳をまったく飲んでいない。
嫌いなわけではないものの、必要を感じず買わずじまいだった。
あれば飲んだり使ったりするが、無くても問題ないというものは他にもある。
オーブンがそうだ。
アルゼンチンに着いてすぐ、ピザを焼こうと思い立った。
この国においてピザは国民食のような存在。
凝り性のホルヘは、生地から作ることにした。
どこのスーパーでも、イースト菌...
ラテンのフットボールを愛し、現在はgol.アルゼンチン支局長として首都ブエノスアイレスに拠点を置き、コパリベルタドーレス、コパアメリカ、ワールドカップ予選や各国のローカルリーグを取材し世界のメディアに情報を発信する国際派フォトジャーナリスト。 取材先の南米各国では、現地のセニョリータとの密接な交流を企でては失敗を重ねているが、酒を中心としたナイトライフには造詣が深い。 ヘディングはダメ。左足で蹴れないという二重苦プレーヤーながら、美味い酒を呑むためにボールを追い回している。 女性とアルコールとフットボールの日々を送る、尊敬すべき人生の達観者。