命名騒動

20年ほど前に、「悪魔ちゃん事件」というのが世間の注目を集めた。 生まれた息子に「悪魔」と名付けて出生届を提出した親と、一度は受理したものの、 その名は不適切なので認めないとした行政が裁判で争った事件だった。 その後、娘に女性器の俗称を付けようとして問題になったケースもあった。 そのときの親が、「スペインやチリでは、女性器を指すコンチャやコンチータが 名前として使われている」と主張してい...

アギーレジャパンに推薦したい4人の若武者

いよいよアギーレジャパンが始動しましたね。   ウルグアイには0-2で敗れ、ベネズエラとは2-2でドローと   芳しい結果は出ませんでしたが、   何はともあれ新たな一歩を踏み出しました。       今回のメンバーを見ると、5人の初招集を含めてワールドカップ非出場組が   実に過半数を占め、フレッシュな顔触れに。   サガン鳥栖の坂井達弥やサンフレッチェ広島の皆川佑介など、   いわ...

ボカのドタバタ

2000年代のトヨタカップおよびクラブW杯の常連で、2000年と2003年には世界一に輝いたボカも   最近は精彩がなく、今期も非常に苦しい戦いを強いられている。   昨季はブービーの19位で終わり、フロントはついにリケルメを切った。   そのリケルメは、ユース時代に在籍したアルヘンティノスへ移籍。   しかし、このクラブは現在2部に落ちている。       ちなみにアルヘンティノスはマラドー...

全国を揺るがす躍進。“アカデミー”の初体験(後編)

今回は前回の続編を。   日本クラブユース選手権、通称“クラ選”へ   チームの創立以来、初めて出場することになった「JFAアカデミー福島」。   そんな彼らは東海地区予選を突破して全国大会へと勝ち上がると、   並み居る強豪を相次いで退け、灼熱の群馬ラウンドを見事に通過。   三ツ沢陸上競技場で行われるベスト4へと駒を進めたのですが、   その群馬ラウンドの最終戦となるベスト8で   初...

コロンビアガイド2

今回はコロンビアガイドの2回目。   前回は民間の路線バスについて説明したが、これとは別にボディに   SITPと書かれた国営の路線バスもある。   こちらは民間のそれと違いちゃんと屋根付きの停留所があり、そこ以外では乗り降りできない。   そして運賃の支払いはSUICAのようなカードのみとなっている。   ホルヘは民間バスの運転手が行う、運転しながら釣銭を数えて渡すという職人技が好きなので、 ...

全国を揺るがす躍進。“アカデミー”の初体験(前編)

今回も引き続き、日本クラブユース選手権、通称“クラ選”のお話を。   この夏の大会は今までの24チームから32チームに出場チーム数が拡大されており、   各地域の出場枠も軒並み拡大されている中で、   東海地域から初出場のチームが参戦していました。   彼らの名前は「JFAアカデミー福島」。   意外なことに予選自体にも初参戦となった今大会で、   プレミアWESTでも優勝争いを繰り広げている...

法王のサンロレンソ

コパ・リベルタドーレスは、アルゼンチンのサンロレンソがパラグアイのナシオナルを   2試合トータル2-1で下し悲願の初優勝を飾った。   サンロレンソの正式名称はCLUB ATLETICO SAN LORENZO de ALMAGROで、   サンロレンソではなく「サン・ロレンソ」(聖ロレンソ)と分けて書くのが正しい。   名前の由来は、創立に貢献したロレンソ神父の名を冠したのだという。     ...

新身分証明書

1か月ほど前のことだが、移民局へ行った際に建物の写真を撮ったら、警官に咎められた。   役所などの写真撮影は禁止なのだという。知らなかった。   こうした規則で日本と違うのは、ケータイの使用もそうだ。   列車やバスの車内、飲食店で使用することは構わないが、銀行の中はダメ。   なんでも、銀行強盗を予防するためだとか。   一味の偵察が内部の状況を仲間に伝えるのを防ぐためだという。     ...

静岡弁の指揮官。故郷での新たな挑戦

先週に引き続き、今回も灼熱の群馬を舞台に行われた   日本クラブユース選手権大会、通称“クラ選”のお話を。       今大会で個人的にどうしても会っておきたい人が自分の中では2人いました。   1人は前回ご紹介したガイナーレ鳥取U-18の畑中槙人君。   もう1人が今シーズンからジュビロ磐田U-18の監督を務めている大木武さんです。       ヴァンフォーレ甲府をクラブ史上初のJ1昇格...

漂白剤パワー

22歳のきれいなセニョリータから、いかにも肉の国アルゼンチンらしい話を聞いた。   彼女はこれまでの人生の中で、ツナ缶とサバ缶とドラード以外は魚を食べたことがないというのだ。   アルゼンチンにはエンパナーダという特大餃子のようなパイがある。   揚げるかオーブンで調理するもので、中身は牛肉、鶏肉、ハムとチーズなどが一般的。   しかし年に一度のセマナ・サンタ(謝肉祭)には肉を食べない習慣があり、 ...