葬送あれこれ

亡くなった沖縄の翁長知事の棺を乗せた霊柩車が、県庁の玄関前を通っていく映像をニュースで観た。 県庁前には多くの職員や県民が詰めかけ、合掌や深々とした礼で知事に別れを告げていた。 手を合わせる、頭を下げる、黙祷するというのは、故人を送る際の作法だ。     しかし、アルゼンチンでは全く異なる。 日常的に殺人事件が起こる同国だが、特に悲惨なケースや注目を集める事件では、出棺の模様をニュースで伝える。 ニュー...

スルガバンクカップ

8月8日、台風の風に煽られながら成田に到着。 機体がかなり揺れて怖い思いをしたが、荒天のおかげで気温は低く、いきなり酷暑の洗礼を受けず助かった。     深夜、何気なくテレビをつけると、BSでスルガバンクカップを放映していた。 もちろん録画だが、セレッソのホームである大阪では、地上波で生放送されたのだろうか。     この大会は2008年から開催されている。 日本サッカー協会の人が以前話してくれたが...

ウナギとラーメン

以前にも書いたが、ブエノスアイレスにヌエバ・カサ・ハポネッサという日本の食材や雑貨を扱っている店がある。 元々はカサ・ハポネッサ(日本の家、日本屋)という小さな店舗だったが、アルゼンチンも日本食ブームでレストランや寿司バーが増えたことで儲かったらしく、大きな店舗へ移転した。 そして、名前の頭に「新しい」を意味する「ヌエバ」をつけたのだ。     ここの2階にはレストランがある。 食材屋直営の店なので安いと...

男女格差

ロシアW杯準優勝のクロアチアのベンチには、参加32か国中唯一、女性スタッフが入っていた。 イバ・オリバリという協会職員で、前回の欧州選手権からベンチスタッフとして働いている。 選手たちからは、親しみを込めて「おばちゃん」と呼ばれているそうだ。     なぜこのようなことを書いたかというと、日本も同じようなことをすればいいのに、と思ったからだ。 国際アムネスティとかの調査によると、女性の社会進出や男女平等に...

アルゼンチンの審判

ロシアW杯決勝の審判団は、ピターナ、ベラッティ、マイダーナのアルゼンチントリオが指名された。 主審のピターナは開幕戦のロシア対サウジアラビアを裁いており、W杯史上2人目の開幕戦&決勝戦を担当する主審となった。 たまたま前回のブログに書いたエリソンドが、2006年ドイツ大会で史上初となるこの2試合の主審を務めている。 つまり、史上2人の快挙を達成したのがともにアルゼンチン人なのだ。     開催国が出場する...

W杯は遠くになりにけり

1978年に開催されたW杯アルゼンチン大会でのこと。 グループリーグ最終戦のフランス対ハンガリーで間抜けな出来事があった。 この試合では両チームとも、サブユニホームを着用するよう前もって通達されていた。 メインはフランスが青でハンガリーが赤だが、当時は世界的に白黒テレビが主流。 モノクロだと青と赤の区別がつかないからだ。 しかし、誰一人として両チームともサブが白だとは気づかなかった。 フランスとハンガリー...

総崩れ

今回のW杯には、サンパオリ(アルゼンチン代表)、ペケルマン(コロンビア代表)、ガレッカ(ペルー代表)、クーペル(エジプト代表)、ピッシ(サウジアラビア代表)と5人ものアルゼンチン人監督が出場している。 これはアルゼンチンサッカーおよびその指導者が世界で高い評価を得ている証で、“5人出場”は国民の誇りとなっていた。     しかし、この5人がことごとく期待を裏切った。 ピッシは開幕戦でロシアに0-5の大敗を喫...

国会審議

W杯の開幕日、アルゼンチンは別の事柄で大白熱、というか国を二分するような騒動になっていた。 テーマは中絶を合法化するかどうか。 カトリックが強いアルゼンチンでは、これまで中絶は神を冒涜する行為として禁じられていた。 しかし時代に鑑みて合法化の気運が高まり、衆議院で合法化法案が審議、採決されることになったのだ。     この問題への国民の関心は高く、少し前からテレビでは盛んに討論番組が放映されていた。 日...

ドタバタアルゼンチン

スペインのバルセロナでキャンプ中だったアルゼンチン代表は、ロシア入り直前に行う予定だったエルサレムでのイスラエル戦を突如中止した。 試合日が10日の土曜日で中止の発表が7日の水曜日なので、ドタキャンといっていいだろう。     中止の理由は、イスラエルとパレスチナの緊迫した状況。 アメリカが大使館をテルアビブからエルサレムに移したことで、抗議するパレスチナ人にイスラエル軍が発砲し多くの死傷者がでたのは5月1...

壮行試合

カバジェーロ、サルビオ、ファシオ、タグリアフィコ、ロ・チェルソ、ランシーニ。 この6名が何かというと、5月29日行われたアルゼンチン代表の壮行試合ハイチ戦の先発メンバー。 ここにおなじみのオタメンディ、マスチェラーノ、ディ・マリア、メッシ、イグアインが加わったのだが、半数以上の6名が代表歴の浅い選手であったことにサンパオリ色が強く出ている。 南米予選の終盤で不振のチームを引き受けたときは、メンバーの大幅な変更は...