南米にもコロナ禍

新型コロナの感染者が南米で初めて確認されたのは、2月26日のブラジルだった。 イタリアから帰国した男性が、南米の陽性第1号。 2番目はエクアドルの女性で、こちらはスペイン帰りだった。 そして3月8日に、アルゼンチンで南米初の死者が出た。 フランスに滞在していた、65歳で糖尿病の疾患をもつ男性が亡くなった。 しかしこの時点では、アルゼンチンはまだ落ち着いていた。 南米で最もコロナに対して敏感だったのはチリ。...

リ杯決勝はリマへ

23日にチリのサンチャゴで行われる予定だったコパ・リベルタドーレス決勝戦のリーベル対フラメンゴは、ペルーのリマへと開催地が変更となった。     今年からCONMEBOL主催のコパ・リベルタドーレスとコパ・スダメリカーナの決勝は、欧州CLやUEFAカップにならって、ホーム&アウェイでなく、事前に決めた開催地での一発勝負となった。 しかしチリは地下鉄の値上げに端を発し拡大した市民による反政府活動が終息の動きを見...

コパ リベルタドーレス準決勝

昨年のコパ・リベルタドーレス決勝はボカ対リーベルのスーペルクラシコだった。 同大会の決勝でこの対戦は史上初ということもあり、サポーターはヒートアップ。 第2戦でリーベルのスタジアムに向かうボカのバスに、沿道のリーベルサポーターが投石。 窓ガラスが割れ主力選手が負傷する事態となった。 当日の試合は中止となり、ボカサイドは「没収試合でボカの勝ちだ」と主張し、リーベルは「公道でのことなのでリーベルに非はなく、警察の...

準々と準決

コパ・アメリカの準々決勝は、アルゼンチンがベネズエラを2-0で下した以外は、いずれも0-0からのPK戦で、ブラジル(対パラグアイ)、チリ(対コロンビア)、ペルー(対ウルグアイ)が勝ち上がった。 そんな中、チリに思わぬ事態が発生した。 チリは自国開催の2015年大会でコパ・アメリカ初優勝を飾り、翌年の100周年記念大会も制覇。 これまでコパ・アメリカ3連覇はアルゼンチンが18回(1945年)~20回(47年)に達...

日本敗退

チリ戦はパルティダッソ(好ゲーム)、ウルグアイ戦はそれを上回るパルティダッソ、そして最後のエクアドル戦は前の2試合と比べるとスピード感に欠けたものの、終了間際のお互いのシュート合戦は手に汗を握った。 エクアドルは太平洋側の平地と山岳地帯、さらにアマゾンのジャングルと三つの地域に分かれている。 この中で人口が集中しているのは平地と山岳地帯。 港湾都市のグアヤキル、標高2800メートルの首都キトなどがその代表格。 ...

コパアメリカ開幕

いよいよコパ・アメリカが開幕。 今回は日本代表が出場するので、日本から多くの報道陣がやってくるためホルヘはお休み。 分をわきまえて、大手メディアと張り合う気はサラサラない。 そして日本代表にも、間違ってベスト4以上になどならないことを期待している。     南米の強豪がしのぎを削る大会で、ほんの30年ほど前から本格的にサッカーを始めたような国の、しかも若手チームが好成績を残すのは正しい姿ではない。 奇跡...

40年目の真実

2002年日韓W杯の優勝候補だったアルゼンチンは、期待を裏切りグループリーグで敗退した。 この結果に母国は大激怒。 超攻撃的なチームだっただけに、ナイジェリアに0-1、イングランドに0-1、スウェーデンと1-1というスコアからマスコミの非難はオフェンス陣に集中。 司令塔だったベロンは当時マンチェスターUに所属しベッカムと仲がよかったため、「イングランド戦は金をもらってわざと負けた」とまでいわれ、完全な戦犯にされ...

サポーターそれぞれ

サッカーに欠かせないサポーターの応援。 選手を鼓舞してプレーや勝敗に影響を与えるだけでなく、フラッグやコール、チャントがスタジアムの雰囲気を盛り上げる。     しかし、光あるところに影がある。 サポーターもそのすべてが素晴らしいわけではなく、ダークな奴らも存在する。 アルゼンチンでは、バラスブラバスと呼ばれる一団がそれだ。 元々は熱狂的なサポーターたちが集まってグループ化したものだが、人が集まるとそれ...

チリ大好き

フランスで起きた日本人女子留学生失踪事件。 その容疑者として、国際指名手配されたのはチリ人だった。 日本とチリが関係する犯罪といえば、2001年に発覚した青森県住宅供給公社を舞台とした14億円横領事件。 横領犯の妻がチリ人のアニータ。 犯人は結婚前から大金を貢ぎ、彼女はその大部分をチリに移して大豪邸を建てたりしていた。 夫の横領を彼女が認識していたという証拠がなかったため罪には問われなかったが、「犯罪の陰に...

インフル来たか?

  3連休の真ん中の日曜日、午後から調子が悪かった。   何だかだるくて、力が入らない。   歩いても、明らかにいつもより歩幅が狭い。   きっと、傍から見たらトボトボという感じで歩いていたはずだ。       その後数時間で関節や筋肉が痛くなり、寒気が来たなと思ったら39度近い熱が出た。   風邪なのか、インフルエンザなのか。   ネットで調べると、倦怠感、筋肉・関節痛などインフル...