Y級グルメ

たしかマダガスカル島だったと思うが、二本足で歩行するサルがいる。   歩行といっても足を交互に出して歩くのではなく、   手を広げてバランスを取りながら、横向きにジャンプして進む。   ソチ五輪のスノーボードクロスを見ていたら、選手たちの動きがあのサルに似ていると思った。       それはさておき、今回はY級グルメリポート。   Y級の「Y」は「安い」のYだ。   安くてコストパフォーマ...

都知事選挙

2月5日の午後10時過ぎ、渋谷駅の構内でマック赤坂を見かけた。   小さな台の上に立ち、お得意の「10度、20度、30度」のスマイルパフォーマンスをやっている。   彼は9日投票の東京都知事選挙立候補者だ。   これも選挙運動の一環なのだろう。   しかし公示後は、選挙活動が許されるのは午後8時までのはず。   そこでホルヘが本人に直接訊いてみると、   「これは選挙活動ではなく、個人のパフォ...

相撲協会への提言

前回に引き続き大相撲観戦の話。       幕内の取り組みが始まった頃、ベレスのユニホームを着ている青年を発見した。       アルゼンチンから来た3人組の1人で、日本と韓国を回るのだという。   最近は何かと問題のある日韓関係だが、海外からすればパックツアーのセットコースという扱いだ。   ナイトスポット情報を盛んに訊いてきたが、ホルヘは最近の東京に疎く、あまり役に立たなかったと思う。...

相撲観戦

生まれて初めて、大相撲を観に行って来た。   小学生のころは、夏休みなどに自転車に乗って   当時の二子山部屋と花籠部屋の朝稽古を見学に行ったが、   今はまったく相撲に興味がない。   しかし、日本人として一度は国技を生で観ておくべきだ、   という考えが突如沸き起こり、それを実行することにしたのだ。       そもそもそんな動機だから、高いチケットを買うつもりはない。   ネット...

ボリビアとペルーのタクシー

南米のタクシーシリーズ第3弾。   かなり前の話なので、今でもそうなのか分からないが、   ボリビア第二の都市サンタクルスのタクシーの多くは、中古の日本の営業車だった。   営業車とは、企業が業務に使う車。   タクシーになっているのはほとんどがワゴンタイプで、「株式会社○○」と社名が入っている。        「なぜ社名を消さないのか」と数名の運転手に訊くと、全員が似たような答えを返してきた...

ベネズエラのタクシー

前回は、エクアドルのタクシーで特急誘拐されると思い込んで   ビビった話を書いたが、その後ベネズエラでも似たような目に会った。       2007年のコパ・アメリカでのことだった。   産油国のベネズエラはガソリンが1リットル約5円とべらぼうに安いため、   燃費が非常に悪い数十年前の大型アメ車が現役で走っている。   これらのアメ車は助手席に2名、後部座席に4名座ることができるので、  ...

南米の危険なタクシー

帰国したホルヘは、暮れの27日に恒例のフットサル大会copa de gol.に参加した。   元や現役のJリーガー、Fリーガーも多数加わって蹴り納めを楽しんだ。   前回は2得点を挙げたホルヘだが、今回はまるで動けず。   「坂を転がるように」という言葉があるが、50歳を過ぎてから、体力の衰えはまさにその通りになっている。   唯一の見せ場は、GKでの顔面セーブ。   終了間際のラストプレーで、至...

遠いシドニー

前回書いたように、ブエノスアイレスからの帰国便にトラブルがあった。   オーストラリアに立ち寄ることにしたので、ブエノスからチリのサンティアゴへ行き、   そこでニュージーランドはオークランド経由のシドニー線に乗り換えた。   ところがこの便が、離陸1時間半後にエンジン不良となりサンティアゴへ帰還。   予定外のチリ入国となり、早朝6:00に航空会社が手配したホテルへ到着。   そして昼過ぎに連絡...

エンジンが!

早いもので今年も帰国のシーズンとなり、シドニーに立ち寄って帰ることにした。   チリのサンティアゴとニュージーランドのオークランド経由というややこしいルートで、   12日の夜ブエノスを出て、シドニー着は14日の朝という24時間を超える長旅となる(時差は10時間)。   空港内も禁煙だから、丸1日以上タバコが吸えない。   しかしそろそろ禁煙しようかと考えているので、予行練習にちょうどいいかもしれない...

W杯抽選会

以前にも書いたがコロンビア代表監督のペケルマンが、ホルヘの家に来たことがある。 約3年前のことで、当時はどこの監督もしていなかった。 インタビューを申し込んだら快諾してくれ、ホルヘの家で行うことになった。 彼は非常に温厚な人物で、質問にも丁寧に答えてくれた。 つい2カ月ほど前にもメールでやりとりし、「W杯出場できることを祈ります」との言葉を送った。 これは社交辞令ではなく、ホルヘがペケル...