上州のタイガー軍団。涙の日本一

少し前ですが、高校選手権でとうとう前橋育英高校が優勝を達成しました! 過去にはベスト4が4回、準優勝が2回と、どうしても届かなかった冬の日本一。 とりわけ昨年度は決勝で青森山田に0-5という屈辱的な敗戦を喫していただけに、そこからのリベンジは圧巻の一言。 試合後のインタビューで山田耕介監督が涙を浮かべていたシーンには、思わずこちらももらい泣きしてしまいました。     今でこそ全国屈指の強豪というイメージ...

雪の決勝~本山雅志×中田浩二~

明けましておめでとうございます! 2018年はいよいよ4年に一度のワールドカップイヤーです。 J SPORTSでは中継をする訳ではないですけど(笑)、そういうシーズンだということも自覚しながら、サッカーにまつわるあれこれをお伝えできればと思っています。 皆さん、今年も宜しくお願い致します!     さて、昨年末に念願の収録をやってしまいました。 テーマは『第76回高校選手権決勝』。 そのフレーズだけ聞...

41歳のレジェンドが見せた気遣い

J1昇格プレーオフ決勝。 勝つのと負けるのでは天と地ほどの違いがあるこの1試合を、今年も取材してきました。 細かい試合分析などはいろいろな所で語られると思うので、僕は一番印象に残ったシーンをご紹介したいと思います。     試合後。 歓喜に沸く名古屋グランパスの選手やサポーター。 風間八宏監督、佐藤寿人選手、田口泰士選手と順々にインタビューが行われていきます。 そんな中、ふとピッチ上に目を移すと、アビ...

昭和56年度全国高校総体

日本平ってさすがにサッカーどころとして知られる清水のスタジアムだけあって、思わず「おおっ!」ってなるポイントがいっぱいあるんですけど、とりわけ僕が好きなのはメインスタンドにある正面玄関を入ってすぐの所なんです。     そこには過去の高校選手権や高校総体で活躍した高校のメンバーが一覧でレリーフになって飾られていて、いつもそこを通るたびに思わず立ち止まって見入っちゃいます。 先日のエスパルス×コンサドーレの取材...

1997年11月16日

“11月16日”と言えば、日本が初めてワールドカップ出場を決めた『ジョホールバルの歓喜』の日付。 特に今年はちょうどあれから20年経った節目の年ということで、感慨深い想いを持ってその日を迎えた方も少なくなかったかもしれません。 ただ、僕にとって“1997年11月16日”というのはもう1つの大きな意味を持っている日付でもあるんです。 なぜなら、僕が高校サッカーに別れを告げたのが、まさに“1997年11月16日”だ...

雨の続く週末に想うこと

僕はこの数年、東京の高校サッカーを重点的に取材させてもらっているんですけど、実は非常に残念なことが続いています。 それはここ3週続けて、毎週末に必ず雨が、しかも決して弱くはない雨が降っていることです。     9月15日から高校生にとって最大のイベントと言っていい、選手権予選の都大会が始まりました。 その15日は八王子の堀越高校総合グラウンド、21日は駒沢第2球技場、22日は清瀬の都立東久留米総合グラウンド...

“熱量”の可能性

今シーズンの『Foot!FRIDAY』は、司会者なし、ゲスト2人で1つのテーマについて30分間とことん語り合う、というスタイルでお送りしています。 9月末までに7回の放送を視聴者の皆さんにお届けました。 中でも事前準備も含めて印象に残っているのは、“スパイク”をテーマにした回です。     “スパイク”の回には『SOCCER SHOP KAMO』池袋店の販売員の方と、『スポーツショップB&D』のサッカーシュ...

何であんなに嬉しかったんだろう?

2017年8月31日。 日本代表がロシアワールドカップの出場を決めてくれました。 僕も埼玉スタジアム2002で、その瞬間を幸運にも見届けることができました。 タイムアップの笛が鳴った時。 何か凄く嬉しかったんです。 月並みなんですけど、何か凄く嬉しかったんです。 日本代表が勝ったことが。 これってどういう気持ちだったんだろうなと。     小さい頃からサッカーをやってきて、例えば小学校の文集には「...

J SPORTSでインターハイやってます!

前回ご紹介した高校生の夏の祭典とも言うべきインターハイ。 今大会は1回戦から決勝まで全日程の期間を宮城で過ごしたのですが、それには理由がありました。 実は今回のインターハイ、J SPORTSの中継があったんです! 準々決勝4試合と準決勝2試合のハイライトと、決勝の録画中継を合わせて3時間の番組というなかなかなボリューム感。 私も高校サッカー界の大御所として知られる流通経済大柏高校の本田裕一郎監督や、前年度...