リ杯決勝はリマへ

23日にチリのサンチャゴで行われる予定だったコパ・リベルタドーレス決勝戦のリーベル対フラメンゴは、ペルーのリマへと開催地が変更となった。     今年からCONMEBOL主催のコパ・リベルタドーレスとコパ・スダメリカーナの決勝は、欧州CLやUEFAカップにならって、ホーム&アウェイでなく、事前に決めた開催地での一発勝負となった。 しかしチリは地下鉄の値上げに端を発し拡大した市民による反政府活動が終息の動きを見...

11月

サッカー界にとって 11月は凄く特別な時期という印象があります。     例えば1シーズン、42試合に渡って 激闘を繰り広げるJ2リーグは この月でいったんの決着を 見ることになります。     例えば高校生がそのすべてを懸けて 全国への切符を争う高校選手権の地区予選は そのほとんどでこの月に決勝が組まれています。     12月は1年の終わりの月。 街の空気にもクリスマスムードが漂い...

新大統領誕生

アルゼンチンでは10月27日に大統領選挙が行われ、アルベルト・フェルナンデスが現職のマウリシオ・マクリに勝利した。 新大統領は12月10日に就任する。     大統領選挙は、大統領候補と副大統領候補のペアで立候補し、国民が直接投票を行う。 元々は、現在も人気の高い前大統領のクリスティーナ・フェルナンデスが復権を狙っていたが、数々の汚職や収賄で裁判中というマイナスイメージがあるため、元首相のアルベルトを大統領...

コパ リベルタドーレス準決勝

昨年のコパ・リベルタドーレス決勝はボカ対リーベルのスーペルクラシコだった。 同大会の決勝でこの対戦は史上初ということもあり、サポーターはヒートアップ。 第2戦でリーベルのスタジアムに向かうボカのバスに、沿道のリーベルサポーターが投石。 窓ガラスが割れ主力選手が負傷する事態となった。 当日の試合は中止となり、ボカサイドは「没収試合でボカの勝ちだ」と主張し、リーベルは「公道でのことなのでリーベルに非はなく、警察の...

ウルグアイのギネス

ウルグアイ代表のオスカル・タバレス監督が、またひとつ金字塔を打ちたてた。 彼は1988年に代表監督に就任し、90年イタリアW杯に出場。 その後はイタリア、スペインでクラブチームを指揮し、2006年に再び代表監督に復帰。 そして低迷していた母国を10年南ア、14年ブラジル、18年ロシアに出場させ、ベスト4、ベスト8へと導いている。 同じ国を率いて4回のW杯出場は、イングランドのウィンターボトム(50年ブラジル、...

選挙いろいろ

超大型の台風19号が伊豆半島に上陸したのとほぼ同時刻、ブエノスアイレスは激しい雷雨に見舞われた。 とにかく雨量がすごく風も出始め、窓の隙間から水が入ってくるほどだった。 台風が心配でNHKをつけ、豪雨の中で日本の豪雨映像を見るという珍しい体験をした。     大荒れなのはエクアドルも同じ。 もっともこちらは天候でなく国内状況。 燃料の大幅値上げを発端に先住民系のデモが激化。 暴徒化したデモ隊がキト市内...

温暖化対策

NHKのニュースと天気予報を観ていたら、5日の土曜日は東京の気温が32度だと言っていた。 10月なのに真夏の暑さだ。 一方こちらブエノスアイレスは、ここ数日の昼間の気温が12~3度と肌寒い。 ディア・デ・ラ・プリマベーラ(春分の日)を10日ほど過ぎたのに、まだまだ厚手の上着が必要な日々。     しかし今年の冬は暖かかった。 多くの人には「南米は暑い」という固定観念があるようだが、アルゼンチンの最南端は...

大学サッカーの意義

10月4日放送の「Foot!FRIDAY」では “大学サッカーの監督”をテーマに 筑波大学蹴球部の小井土正亮監督と 法政大学体育会サッカー部の長山一也監督を スタジオにお招きして 大学サッカーのアレコレを話していただきました。 https://youtu.be/22eAKo00czE     2人とも同校のOBですが 小井土さんが41歳、長山さんが37歳と かなり若いお二人なんです! 大学サッ...

アルゼンチン生活の肉事情

アルゼンチンは牛の国だ。 広大な大地で、人口(約4千万人)の3倍ほどの牛が育てられているという。 肥沃な平野に生える栄養豊富な牧草を食べることで肉質が良く、世界各国へ輸出されている。 伝染病である口蹄疫の関係で日本は長らく禁輸措置をとっていたが、昨年解禁された。     国民の、最も身近にしてお馴染みのイベントはアサード。 厚切り肉を炭火でじっくり焼いたバーベキューだ。 天気の良い週末は、庭先や郊外の...

Los Pumas ロス プーマス

開幕したラグビーW杯。 アルゼンチン代表は初戦でフランスと激突し21対23で惜敗。 白星スタートとはいかなかったが熱戦を展開した。     アルゼンチンではサッカーとラグビーが階層によってはっきり分かれている。 サッカーは庶民のスポーツで、ラグビーは上流階級のものだ。 以前、日本代表が来た時に取材でついてきたメディアの人が、「ラグビーをやる子供は、みんな英語が話せる」と驚いていた。 ラグビークラブに入...