ブラジルの希望

ノルベルト・ソラーノ。 元ペルー代表のスター選手で、現在は代表コーチにして先のプレオリンピコ(五輪予選)ではU-20の監督を務めた。 その彼がまたも脚光を浴びることとなった。 理由は外出禁止令違反による逮捕。 3月27日現在、感染者580名、死者9名のペルーは、4月11日まで不要不急の外出が禁止されている。 しかしサッカー仲間や兄弟とホームパーティーを開き、大音量の音楽を楽しんでいるところを警察に踏み込まれ...

南米にもコロナ禍

新型コロナの感染者が南米で初めて確認されたのは、2月26日のブラジルだった。 イタリアから帰国した男性が、南米の陽性第1号。 2番目はエクアドルの女性で、こちらはスペイン帰りだった。 そして3月8日に、アルゼンチンで南米初の死者が出た。 フランスに滞在していた、65歳で糖尿病の疾患をもつ男性が亡くなった。 しかしこの時点では、アルゼンチンはまだ落ち着いていた。 南米で最もコロナに対して敏感だったのはチリ。...

差別と迫害

新コロナ感染を疑われた日本人のグループが、ブンデスリーガの試合会場から退去させられたというニュースがあった。 ハンガリーでも日本人の団体が強制隔離されたり、シンガポール人が暴行されるなど、アジア系への迫害が起きている。 新コロナに対する恐怖が直接の引き金ながら、根本には差別意識もあるのだと思う。     昨年12月、ウィルスにも差別にも関係ない状態で、一人の男性が観戦中のスタジアムから強制退去させられた。 ...

南米の医療

プレミアリーグのトッテナムに所属する韓国のスター、ソン・フンミン。 2月18日に右腕を骨折した彼は、母国に戻って手術を受けた。 オペは成功し術後の経過も良好で一安心したが、新コロナ騒ぎに巻き込まれてクラブに戻れなくなってしまった。 イギリスがウィルス防止策として、汚染地域からの入国者を2週間隔離することを決定したからだ。 重要な戦力の早期合流を待ちわびていたモウリーニョ監督は、「どうにもならない」と天を仰いで...

ミーム

本田が移籍したボタフォゴ。 リオデジャネイロの名門クラブで、サポーターの応援コールは、「ボタフォゴ・ウッ!ウッ・ウッ・ウッ!」だ。 リオといえばフルミネンセ対フラメンゴの“フルフラ対決”が有名だが、この両者にボタフォゴとバスコ・ダ・ガマが加わった4クラブの対戦が、カリオカ(リオっ子)を熱狂させるクラシコとなっている。 そしてボタフォゴ対フルミネンセのカードは「ボボー(おじいさん)・クラシコ」と呼ばれ、ブラジル最...

プレオリンピコ

現在コロンビアで、プレオリンピコと呼ばれる五輪南米予選が行われている。 頭に「プレ」がつくプレシーズンとかプレ大会は、準備とか予行という意味で使われることが多い。 したがって五輪予選がプレオリンピコ(=プレオリンピック)なのだが、W杯予選はエリミナトリアスで、プレムンディアル(=プレワールドカップ)とは呼ばない。 なぜか、五輪予選だけがプレオリンピコとなっている。     この大会に出場するのは10か国で...

ドキュメンタリー~The REAL~【U-17ワールドカップ特集】17歳の理由~そして、世界の扉は開く~

先月までブラジルで開催されていた FIFA U-17ワールドカップ。 J SPORTSでは日本戦全試合を含めて 注目試合をライブ放送していましたが、 実は大会前からU-17日本代表の 若月大和(桐生第一)、 角昂志郎(FC東京U-18)、 村上陽介(大宮アルディージャU18)の 3選手本人と彼らにまつわる関係者に密着し、 ドキュメンタリーを制作しました!     タイトルは 『ドキュメンタリ...

新ルール

ブラジルの優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ。 準決勝でそのブラジルに敗れたアルゼンチンのメッシは、母国メディアのインタビューで、「不正だらけ。この大会はブラジルが勝つように仕組まれている」とCONMEBOLを痛烈に批判。 しかしこれが問題視され、最長で2年間の出場停止処分が下されるのではないかと心配されている。     それはさておき、今大会は新ルールが適用されたので、その主な改正点を記してみる。   ①...

準々と準決

コパ・アメリカの準々決勝は、アルゼンチンがベネズエラを2-0で下した以外は、いずれも0-0からのPK戦で、ブラジル(対パラグアイ)、チリ(対コロンビア)、ペルー(対ウルグアイ)が勝ち上がった。 そんな中、チリに思わぬ事態が発生した。 チリは自国開催の2015年大会でコパ・アメリカ初優勝を飾り、翌年の100周年記念大会も制覇。 これまでコパ・アメリカ3連覇はアルゼンチンが18回(1945年)~20回(47年)に達...

パルティダッソ

前回、コパ・アメリカに出場している日本代表は、できるだけ早く敗退してもらいたいと書いた。 これは、フロックで好成績を残してしまうと、五輪のための強化に悪影響を与えるとの思いからだ。 実力以上の成績を上げて慢心するのは最悪のシナリオだ。 現在の力量に相当する結果で大会を終え、この貴重な参戦の中から多くのものを学び、できることなら将来への明るい可能性を示してもらいたいと思っていた。     チリ戦は、まさにそ...