バーガー戦争

前回紹介したコスタリカリーグから、面白いニュースが入ってきた。 コロナ中断から中南米でいち早く再開した同国リーグ。 先週はアラフエレンセ対サプリサのクラシコが行われた。 ここで注目を集めたのは、アラフエレンセのFWジョナタン・マクドナルド。 今期好調の彼は、18節終了時で17得点とゴールを量産。 コスタリカ最大のスターだったローランド・フォンセカの持つ19得点というリーグ記録に迫っている。     こ...

ペルーの妙案

黒川元検事長が賭け麻雀をした5月1日に、新型コロナの感染者数が世界10位の9万2,109人で死者数は6,410人だったブラジルは、わずか3週間後の22日には感染者が33万2,382人で2位となり、死者も2万1,116人と急増した。 そんな中でもボルソナロ政権はプロサッカーリーグの早い再開を目指しており、多くのクラブは感染に注意しながら練習を始めた。 しかし感染者の多いリオデジャネイロ州は、州独自の規制を定めてプロ...

ブラジルの希望

ノルベルト・ソラーノ。 元ペルー代表のスター選手で、現在は代表コーチにして先のプレオリンピコ(五輪予選)ではU-20の監督を務めた。 その彼がまたも脚光を浴びることとなった。 理由は外出禁止令違反による逮捕。 3月27日現在、感染者580名、死者9名のペルーは、4月11日まで不要不急の外出が禁止されている。 しかしサッカー仲間や兄弟とホームパーティーを開き、大音量の音楽を楽しんでいるところを警察に踏み込まれ...

リ杯決勝はリマへ

23日にチリのサンチャゴで行われる予定だったコパ・リベルタドーレス決勝戦のリーベル対フラメンゴは、ペルーのリマへと開催地が変更となった。     今年からCONMEBOL主催のコパ・リベルタドーレスとコパ・スダメリカーナの決勝は、欧州CLやUEFAカップにならって、ホーム&アウェイでなく、事前に決めた開催地での一発勝負となった。 しかしチリは地下鉄の値上げに端を発し拡大した市民による反政府活動が終息の動きを見...

5か国共催?

2月22日、ボリビアのスポーツ大臣が、2030年W杯の南米共催に参加したい旨の発表をした。 何事にも産みの苦しみというものがあり、W杯も同様だった。 FIFAのジュールリメ会長(当時)が、「世界一を決めるサッカー大会を開催しよう」と呼び掛けたものの、肝心の開催国が決まらなかった。 その時代、世界の中心は欧州で、五輪も第3回大会のセントルイス(アメリカ)以外、第10回大会までの9回が欧州開催。 しかし、W杯には...

王子様と貧乏様

世界一金持ちのサッカー選手は誰か?     普通に考えればメッシかC・ロナウドだが、アメリカの経済誌フォーブスによれば、ファイク・ジェフリ・ボルキアなる選手がそれだという。 しかも彼はまだ19歳。 無名の若手選手が、なぜそんなにお金持ちなのか。     ボルキアというのはブルネイの王族の姓で、彼は現国王の甥っ子。 将来国王になる可能性は非常に高いらしい。 ブルネイはアジアの小国ながら石油と天然ガス...

世界最小

大陸間プレーオフのペルー対ニュージーランドは、0-0の後の第2戦でホームのペルーが2-0で勝ち、36年ぶりの本大会出場を決めた。 先制ゴールを挙げたファルファンは、この日は不出場のゲレーロのユニホームを掲げて号泣。 ゲレーロはアルゼンチン戦後のドーピング検査でコカインの陽性反応が出たため暫定の出場停止処分を受けている。 「コカ茶を飲んだためだ」という主張が認められればロシアの舞台に立てる可能性もあり、親友のファ...

国立野球場

この前はじめて、国立野球場へ行ってきた。 アルゼンチンにも野球はあり、昔はかなり盛んだったという。 知り合いに、75歳くらいの日本人移住者がいる。 彼は中学生のときに移住を決意。 そして、移住すれば身体が資本と、高校では野球部に入った。 昔の日本人ならほとんどが野球の経験者。 したがって移住地でのお楽しみは、自然と野球になる。 中には、甲子園出場者も数名いたそうだ。 そうした人たちが、やがてアルゼンチ...

ハラフィーバー

ウルグアイのカバーニにカンチョーして怒らせ、狙い通り退場に追いやったチリのハラ。   国外からは恥知らずな行為だと非難され、被害をこうむったウルグアイ協会は   南米サッカー連盟の規律委員会に処分を求める提訴をした。   そして会議の結果、3試合の出場停止処分を科すと発表された。   しかしアルゼンチン人記者によると、   「会議なんか行われていない。規律委員会の会長はニューヨークで   副会...

無事生還

イスラム国によって日本人2名が人質になっているが、日本人が対象となった人質事件で最大のものは、   1996年に起きたペルーの日本大使公邸占拠事件だ。   これは、天皇誕生日のレセプションが催されていた大使公邸を武装した反政府ゲリラのMRTAが占拠したもの。   当時のペルー大統領は日系のフジモリだったので、日本は反政府組織から敵視されていた。       当初は招待客などを含め約600名が人質と...