5か国共催?

2月22日、ボリビアのスポーツ大臣が、2030年W杯の南米共催に参加したい旨の発表をした。 何事にも産みの苦しみというものがあり、W杯も同様だった。 FIFAのジュールリメ会長(当時)が、「世界一を決めるサッカー大会を開催しよう」と呼び掛けたものの、肝心の開催国が決まらなかった。 その時代、世界の中心は欧州で、五輪も第3回大会のセントルイス(アメリカ)以外、第10回大会までの9回が欧州開催。 しかし、W杯には...

VAR2

前回、VARシステムの試合では、主審が積極的にPKを取らない、ということを書いた。 その瞬間に判定を下すより、後回しにしてビデオでチェックするほうが安心だからだ。 しかし準決勝のイラン戦で日本が得たPKは、主審が瞬時にホイッスルを吹いた。 おそらく、よほど自信があったか、VARに慣れていなかったか、VAR反対派だったのだろう。     南野のクロスがイランDFの腕に当たったのを確信した主審は、PKを即決し...

ボリビアの憂鬱

ボリビアはラパスの名門クラブ、ザ・ストロンゲストは今年4月に負けるまで、コパ・リベルタドーレスのホームゲームで19戦無敗を誇った。 内訳は14勝5分けで、2013年4月のサンパウロ戦(2-1)から今年3月のペニャロール戦(1-0)まで5年間に渡っての記録だった。 ラパスは標高3600メートルの高地。 ビジターは、酸素が薄く息が上がるだけでなく、頭痛や吐き気などの高山病の症状に襲われることもある。 気圧が低いた...

ホルヘ・ウィルステルマンとホルヘのバルセ

コパ・リベルタドーレスの準々決勝。 前々回覇者のリーベルは、ボリビアのホルヘ・ウィルステルマンと対戦した。 日本では全く知られていないホルヘ・ウィルステルマンだがボリビアでは名門クラブのひとつで、リーグ優勝13回はボリーバル、ザ・ストロンゲストに次ぐ第3位だ。     ホームはこれまたラパス、サンタクルスに次ぐ第3位の都市コチャバンバ。 ヘンテコなクラブ名は人の名前。 元々はLAB(Lloyd Aere...

ボリビアの意地

ボリビアのサッカーと聞いてピンとくる人は少ないだろう。 最後にW杯に出場したのは1994年のアメリカ大会。今から20年以上も前の話だ。 それ以前にも30年の第1回大会(ウルグアイ)と50年のブラジル大会に参加しているが、30年大会は予選なしの招待出場で、50年大会はアルゼンチンが辞退したための繰り上げだった。 しかも50年大会では、ウルグアイに0-8の大敗を喫した1試合だけで帰国している。     しかし...

アベジャネーダ クラシコ

前節のアルゼンチンリーグはクラシコデー。 ボカ対リーベルのスーペルクラシコをはじめ、すべての試合がクラシコだった。 ホルヘはこの日、インデペンディエンテ対ラシンのアベジャネーダ・クラシコへ行った。     試合開始1時間以上前に最寄りのバス停に着いたが、途中から警察のコントロールで大渋滞。 5分待って5メートル進むことの繰り返し。 初めのうちはただ陽気に騒いでいたサポーターたちも、試合時間が近づくにつれ...

インフル来たか?

  3連休の真ん中の日曜日、午後から調子が悪かった。   何だかだるくて、力が入らない。   歩いても、明らかにいつもより歩幅が狭い。   きっと、傍から見たらトボトボという感じで歩いていたはずだ。       その後数時間で関節や筋肉が痛くなり、寒気が来たなと思ったら39度近い熱が出た。   風邪なのか、インフルエンザなのか。   ネットで調べると、倦怠感、筋肉・関節痛などインフル...

ボリビア話

代表同士の対戦は、ときに戦争にたとえられることがある。   歴史的に仲の悪い国々というのはあるもので、そうしたところではサッカーの試合が、   国の威信と名誉をかけての激突ということになる。   しかし最近では、サッカーを戦争にたとえるのはやめよう、という風潮になっている。   ライバル心を必要以上に高めることで相手国に対する国民感情が悪化し、   差別や虐待といったことにつながりかねないからだ。...

ボリビアとペルーのタクシー

南米のタクシーシリーズ第3弾。   かなり前の話なので、今でもそうなのか分からないが、   ボリビア第二の都市サンタクルスのタクシーの多くは、中古の日本の営業車だった。   営業車とは、企業が業務に使う車。   タクシーになっているのはほとんどがワゴンタイプで、「株式会社○○」と社名が入っている。        「なぜ社名を消さないのか」と数名の運転手に訊くと、全員が似たような答えを返してきた...