コロンビアガイド4

今回のコロンビアガイドは食べ物編。   コロンビアは首都のボゴタが標高2600メートルであるように山岳地が多く、   海岸線は太平洋側とカリブ海側に分かれるなど地域色が豊かだ。   したがって日本のように、食文化も各地で異なりを見せる。       アトレティコ・ナシオナルの本拠で、かつては麻薬王パブロ・エスコバルが牛耳っていた   メデジン市を中心とするアンティオキア県は通称パイサと呼ばれ、...

I am Kenji

湯川さんが、残念なことになったらしい。   彼と後藤さんが身柄拘束されたことについて、「自己責任」という言葉を聞く。   危険を承知で行ったのだから、責任はすべて本人にある、ということだ。   ホルヘも、重大な覚悟を持って危険地帯に入ったことがある。       2001年6月、コロンビアでコパ・アメリカが開催された。   その直前にアルゼンチンでU-20W杯が行われ、それには日本代表も出場し...

コロンビアガイド3

第1回目のコロンビアガイドで説明したが、コロンビアの道には名前でなく番号が付けられている。   南北に走る道をカレーラ(略称はK)、東西に伸びるものをカジェ(同CL)と区別し、   カレーラは西方向に、カジェは北方向に番号が大きくなる。   旧市街のセントロは碁盤の目のようになっているので、この道路表記は非常に分かりやすい。   住所さえ知っていれば、地図がなくともたどり着ける。       ...

コロンビアガイド2

今回はコロンビアガイドの2回目。   前回は民間の路線バスについて説明したが、これとは別にボディに   SITPと書かれた国営の路線バスもある。   こちらは民間のそれと違いちゃんと屋根付きの停留所があり、そこ以外では乗り降りできない。   そして運賃の支払いはSUICAのようなカードのみとなっている。   ホルヘは民間バスの運転手が行う、運転しながら釣銭を数えて渡すという職人技が好きなので、 ...

コロンビアガイド1

安倍総理が中南米歴訪でコロンビアへ行った。   日本の首相が同国を訪れるのは初めてだという。   今年はW杯に外交と、日本とコロンビアは縁がある。   一般の人は観光で南米に行っても、ペルーの遺跡やイグアスの滝、ブラジルのサンバ、   アルゼンチンタンゴなどを目的にすることが多く、コロンビアまでは足を運ばない。   しかし、これまではそうだったものの、今後はどうなるかわからない。      ...

因縁のモンドラゴン

コロンビア戦の1-4というスコアは、全く予想外のものだった。   これは日本だけでなく、コロンビアでも同じこと。   5月にコロンビアへ取材に行った際、100人を対象に勝敗とスコアのアンケートを行った。   サッカー協会関係者、サッカー記者、高校生年代のサッカー選手、A・ナシオナルのサポーター、   建設作業員、大学生、警官、会社員、通行人などさまざまな人たちに訊きまくった。       呑み...

コロンビア対ヨルダン

6月6日に行われたコロンビア対ヨルダンは3-0でコロンビアの勝利。   仮想日本として選ばれたヨルダンは、終始守勢を強いられた。   前半だけでCKは7回。   そこからゴールは生まれなかったが、空中戦はほとんどコロンビアが制し、惜しいシュートが3本あった。   セットプレーからのジェペスらのヘッドは要注意だ。         ヨルダンがゴール前を固めていたためなかなか得点にならず、先制...

ナポリを彩ったトリックスターたち

最近では高校サッカーをはじめとした   いわゆるマジョリティーとは違うカテゴリーばかりに   興味を持っていると捉えられていることが多いように感じるんですけど(笑)、   私も当然ワールドカップはかなり楽しみですし、   翌日のインターハイ取材に支障が出るとわかっていても   UCLのファイナルは27時30分からLIVEで見ましたからね!       ただ、確かにいわゆるマジョリティーでは...

コロンビアリーグ決勝

コロンビアリーグの決勝を取材するため、リーグを運営しているディマジョールへ足を運んだ。   事前にメールと電話で話を通してあったが、「なんで、ここに来たんだ」と驚かれた。   試合はメデジンだからなのだが、ホルヘはボゴタのディマジョールで取材パスを受け取るつもりで行ったのだ。   しかし広報部長のフアン・ラウルによると、1試合だけだから取材パスは不要で、   A・ナシオナルに伝えてあるから、スタジアム...

コロンビア着

コロンビアにやってきた。   国内リーグは最後が2チームによる決勝戦になるので、それに日程を合わせた。   第1レグが14日で第2レグは18日の日曜日。       ボゴタのミジョナリオスとサンタフェのどちらか、あるいは両方が決勝に残る可能性が高かったので、   14日にボゴタに着いても、運が良ければ第1レグを取材できる。   そう思い、14日着の21日発で1週間前にエアーチケットを購入した。...