今季初ゲーム

アルゼンチンに着いてほぼ1か月が経った先日、今年初めてこちらでサッカーをした。   仕切り人は日本人の日本語教師で、メンバーは彼の教え子や知人が中心。   アルゼンチン人はユニホームの色分けなど無頓着なので、ゲームで敵か味方か分からず苦労することが多い。   しかしこの教師の仕切りは完璧で、ちゃんと事前に個別連絡をし、   「白系のシャツを持ってこい」「おまえは青系チーム」と調整してくれる。   ...

ラヌース来日?

久しぶりにアルセナルのスタジアムへ行ってきた。 このクラブは創立57年とアルゼンチンでは若い部類だが、 2002年に1部に昇格してからはリーグ戦、カップ戦、コパ・スダメリカーナを1回ずつ制している。 南米のクラブ選手権は上半期のコパ・リベルタドーレスと下半期のコパ・スダメリカーナがあり、 アルセナルは07年にコパ・スダメリカーナ王者に輝いた。 そして08年から、前年の同大会覇者とナビスコ...

ストライキ

4月10日はゼネラルストライキだった。   今回のストは要求貫徹という戦いでなく、政府への怒りを形にしたものといえる。   とにかく何でもかんでも値上がりし、庶民の生活は大変なことになっているのだ。       アルゼンチンでは通勤費を会社が払ってくれず社員が負担する。   このため、公共交通には政府の補助金が投入され安く抑えられていた。   しかし、財政悪化のため補助金を次々とカット。  ...

炙りの伝道師

アルゼンチンも日本食ブームで、寿司バーやデリバリー寿司、和食レストランが増えている。   もっともそのほとんどが「なんちゃって和食」で、日本人が納得できる店は、   一世が古くからやっている老舗と、新店舗ながら日本で修業した料理人がいるところだけ。   その数は、ブエノスアイレス市内で10店程度と思われる。       そんな老舗の一軒に、ホルヘが親しくしてもらっている店がある。   サッカー...

FIFAなんて怖くない

アルゼンチンに着いてすぐ、ボカ対リーベルのスーペルクラシコがあり、   リーベルが10年ぶりにアウェイのボンボネーラで勝利を挙げた。   そしてその試合前に、ちょっと面白いことと気になることがあった。   まずは、審判員のためのフィジカルコーチだ。   主審と副審も選手並みにアップをこなすが、それは彼ら自身で行うもの。   ところがこの試合では、フィジカルコーチみたいな人が仕切って3人にメニューを...

コロンビア行き

あるテレビ局の仕事でコロンビアに行くかもしれない。   もちろん、W杯の日本対コロンビアに関連してのことだ。   テレビ局はペケルマン監督のインタビューを行いたいが、コンタクト先がわからない。   そこで、何度もコロンビアでサッカー取材をし、ペケルマンとも面識があるホルヘに白羽の矢が立った。   美味しい仕事だと思って引き受けたものの、これが一筋縄ではいかない。   まず大誤算だったのは、ペケルマ...

落ち着きましょう

浦和レッズの「JAPANESE ONLY」問題で世間は、「差別はけしからん」、   「無観客試合の処分は当然」という風潮になっている。   もちろん差別は許されないことだし、軽重が妥当かどうかは別とし処分もしかるべきだろう。   しかし、あまり過敏になってほしくない。   エクアドルにエル・ナシオナルというチームがある。ナシオナルは英語のナショナルと同じだ。   そして、バックには国軍がついている...

鯖江のメガネ

禁酒月間のラマダンが終了した。   その結果、215あったγ-GTP(70以下が標準)は88まで下がったが、   尿酸値は8から8.5に増えてしまった。   毎日お酢を飲み続け、野菜も意識して大量に摂取していたのに、これは一体どうしたことだろう。   医者からは尿酸値を下げる薬を処方するといわれたが、それを拒否。   ホルヘの性格からして、痛みなどの自覚症状がないのに服用を続けることはできないと思...

今年のラマダン

毎年恒例のラマダン(1か月禁酒)も20日が過ぎた。   これは、健康診断で肝機能のγ-GTPが基準を超えたことをきっかけに始めたもので、   15年以上の歴史を誇るホルヘの年中行事だ。       まずは検診を受ける。   毎晩呑んだくれているので、いくつかの数値がリミットをオーバーしている。   その後、良き日を選んでラマダンに入る。   良き日といっても慶事ではないので、大安や友引に合...