トラベラーズチェック

1980年代から90年代半ばまで、海外旅行の必需品といえばトラベラーズチェック(旅行小切手)だった。 知らない人のために説明すると、これは10ドル、20ドル、50ドル、100ドルなどの額面が印刷された小切手で、円相場の価格で購入する。 それぞれの小切手にはナンバーが記されている。 ドル以外にも、世界の主要通貨がある。     小切手には上段と下段に署名欄があり、購入者はすべての小切手の上段に署名する。 ...

ビンタの危機

スポーツ界で続出するパワハラに暴力問題。 長らく少年サッカークラブの監督を務めていたホルヘにも、身に覚えがある。 とはいえ、明らかな暴力として記憶しているのは1度のみ。 他の子どもに危険を及ぼしかねない行為をした選手の頬に、強いビンタを喰らわせた。 咄嗟にカッとなって叩いたため、手加減できず思わぬ力が入ってしまった。 唇から出血したのを見て、大いに慌てて「やりすぎた」と反省。 まだケータイのない時代だった...

新天地

京葉線に乗った。 過去にも利用したことはあるが、大昔のことなのでほとんど記憶に残っていない。 東京駅の乗り換えには驚いた。 中央線から京葉線のホームまでの遠いこと。 あれが同じ駅というのには無理がある。 「東京新駅」とか別の名前にすべきであろう。     なぜ京葉線に乗ったかというと、海浜幕張駅にあるZOZOパークを訪れたため。 ここは本田圭佑系のサッカークラブSOLTILOのホームで、アルゼンチン...

葬送あれこれ

亡くなった沖縄の翁長知事の棺を乗せた霊柩車が、県庁の玄関前を通っていく映像をニュースで観た。 県庁前には多くの職員や県民が詰めかけ、合掌や深々とした礼で知事に別れを告げていた。 手を合わせる、頭を下げる、黙祷するというのは、故人を送る際の作法だ。     しかし、アルゼンチンでは全く異なる。 日常的に殺人事件が起こる同国だが、特に悲惨なケースや注目を集める事件では、出棺の模様をニュースで伝える。 ニュー...

スルガバンクカップ

8月8日、台風の風に煽られながら成田に到着。 機体がかなり揺れて怖い思いをしたが、荒天のおかげで気温は低く、いきなり酷暑の洗礼を受けず助かった。     深夜、何気なくテレビをつけると、BSでスルガバンクカップを放映していた。 もちろん録画だが、セレッソのホームである大阪では、地上波で生放送されたのだろうか。     この大会は2008年から開催されている。 日本サッカー協会の人が以前話してくれたが...

ウナギとラーメン

以前にも書いたが、ブエノスアイレスにヌエバ・カサ・ハポネッサという日本の食材や雑貨を扱っている店がある。 元々はカサ・ハポネッサ(日本の家、日本屋)という小さな店舗だったが、アルゼンチンも日本食ブームでレストランや寿司バーが増えたことで儲かったらしく、大きな店舗へ移転した。 そして、名前の頭に「新しい」を意味する「ヌエバ」をつけたのだ。     ここの2階にはレストランがある。 食材屋直営の店なので安いと...

男女格差

ロシアW杯準優勝のクロアチアのベンチには、参加32か国中唯一、女性スタッフが入っていた。 イバ・オリバリという協会職員で、前回の欧州選手権からベンチスタッフとして働いている。 選手たちからは、親しみを込めて「おばちゃん」と呼ばれているそうだ。     なぜこのようなことを書いたかというと、日本も同じようなことをすればいいのに、と思ったからだ。 国際アムネスティとかの調査によると、女性の社会進出や男女平等に...

アルゼンチンの審判

ロシアW杯決勝の審判団は、ピターナ、ベラッティ、マイダーナのアルゼンチントリオが指名された。 主審のピターナは開幕戦のロシア対サウジアラビアを裁いており、W杯史上2人目の開幕戦&決勝戦を担当する主審となった。 たまたま前回のブログに書いたエリソンドが、2006年ドイツ大会で史上初となるこの2試合の主審を務めている。 つまり、史上2人の快挙を達成したのがともにアルゼンチン人なのだ。     開催国が出場する...

W杯は遠くになりにけり

1978年に開催されたW杯アルゼンチン大会でのこと。 グループリーグ最終戦のフランス対ハンガリーで間抜けな出来事があった。 この試合では両チームとも、サブユニホームを着用するよう前もって通達されていた。 メインはフランスが青でハンガリーが赤だが、当時は世界的に白黒テレビが主流。 モノクロだと青と赤の区別がつかないからだ。 しかし、誰一人として両チームともサブが白だとは気づかなかった。 フランスとハンガリー...

総崩れ

今回のW杯には、サンパオリ(アルゼンチン代表)、ペケルマン(コロンビア代表)、ガレッカ(ペルー代表)、クーペル(エジプト代表)、ピッシ(サウジアラビア代表)と5人ものアルゼンチン人監督が出場している。 これはアルゼンチンサッカーおよびその指導者が世界で高い評価を得ている証で、“5人出場”は国民の誇りとなっていた。     しかし、この5人がことごとく期待を裏切った。 ピッシは開幕戦でロシアに0-5の大敗を喫...