選挙いろいろ

超大型の台風19号が伊豆半島に上陸したのとほぼ同時刻、ブエノスアイレスは激しい雷雨に見舞われた。 とにかく雨量がすごく風も出始め、窓の隙間から水が入ってくるほどだった。 台風が心配でNHKをつけ、豪雨の中で日本の豪雨映像を見るという珍しい体験をした。     大荒れなのはエクアドルも同じ。 もっともこちらは天候でなく国内状況。 燃料の大幅値上げを発端に先住民系のデモが激化。 暴徒化したデモ隊がキト市内...

温暖化対策

NHKのニュースと天気予報を観ていたら、5日の土曜日は東京の気温が32度だと言っていた。 10月なのに真夏の暑さだ。 一方こちらブエノスアイレスは、ここ数日の昼間の気温が12~3度と肌寒い。 ディア・デ・ラ・プリマベーラ(春分の日)を10日ほど過ぎたのに、まだまだ厚手の上着が必要な日々。     しかし今年の冬は暖かかった。 多くの人には「南米は暑い」という固定観念があるようだが、アルゼンチンの最南端は...

アルゼンチン生活の肉事情

アルゼンチンは牛の国だ。 広大な大地で、人口(約4千万人)の3倍ほどの牛が育てられているという。 肥沃な平野に生える栄養豊富な牧草を食べることで肉質が良く、世界各国へ輸出されている。 伝染病である口蹄疫の関係で日本は長らく禁輸措置をとっていたが、昨年解禁された。     国民の、最も身近にしてお馴染みのイベントはアサード。 厚切り肉を炭火でじっくり焼いたバーベキューだ。 天気の良い週末は、庭先や郊外の...

Los Pumas ロス プーマス

開幕したラグビーW杯。 アルゼンチン代表は初戦でフランスと激突し21対23で惜敗。 白星スタートとはいかなかったが熱戦を展開した。     アルゼンチンではサッカーとラグビーが階層によってはっきり分かれている。 サッカーは庶民のスポーツで、ラグビーは上流階級のものだ。 以前、日本代表が来た時に取材でついてきたメディアの人が、「ラグビーをやる子供は、みんな英語が話せる」と驚いていた。 ラグビークラブに入...

デモだらけ

フランスのイエローベストデモや香港のデモは日本のメディアが伝えているが、アルゼンチンでも最近はデモだらけだ。 そして、アルゼンチンのそれはフランスや香港のものとだいぶ違う。 デモにもお国柄があるようだ。 フランスや香港のデモは週末に行われる。 労働者や学生が休みの日に集結するからだ。 しかしアルゼンチンでは、平日に行われるのが普通。 この数週間は、月曜から金曜まで、毎日のように大規模なデモが行われている。...

マラドーナ復帰

ディエゴ・アルマンド・マラドーナが、アルゼンチンサッカー界に帰ってきた。 ヒムナシア・イ・エスグリマの監督に就任し、8日から練習に参加。 初采配は15日のラシン戦となる。     2010年W杯南ア大会の予選途中から代表監督となり、苦戦を続けギリギリで予選突破。 ボリビアには1-6で敗れ、代表の最多失点記録を更新。 本大会ではベスト8に進むも、ドイツに0-4で大敗している。     その後はUAE...

アマゾン大火災

アマゾンの森林火災がすごいことになっている。 2日前のニュースでは煙がサンパウロを覆っていると伝えていたが、今日はアルゼンチンまで煙が届いたという。 https://twitter.com/bbcnewsjapan/status/1165197555564609536?s=20     もともと乾季のアマゾンジャングルでは、落雷などの自然発火や焼き畑、開墾のため人為的に放たれた火の延焼による森林火災は多いそ...

選挙で大危機

8月11日の日曜日に、アルゼンチンで大統領予備選挙の投票が行われた。 本選挙は10月だが、この予備選で有力候補者に絞られる。 獲得票数が総投票数の1.5%に満たないと本選挙へ進めないのだ。 とはいえ、実質的な争いは現職のマクリと前職のクリスティーナ派に絞られていた。     アルゼンチンは2001年末に経済が破綻。 その後、2003年にキルチネルが大統領に就任し、なかなかの手腕で表面的には国内経済を活性...

追悼 北山さん その2

(前回からの続き) 日本サッカー協会の国際委員として日本と南米の橋渡しを担っていた北山さんだが、その働きは協会関係だけに留まらなかった。 Jリーグ初代得点王のラモン・ディアスや、人気者となったモネールなど、日本でプレーしたアルゼンチン人選手の大半が北山さんルートによるものだった。 ラモン・ディアスという大物を引っ張って来たこと、そしてそれに伴いリーベルと密接な関係を築いたことにより、その後、メディナ・ベージョ...

追悼 北山さん その1

コパ・アメリカ開幕直前、セルヒオ・ヘンデレルというアルゼンチンのサッカージャーナリストが闘病の末に亡くなった。 53歳の若さだった。 アルゼンチン協会は彼の死を悼み、コパ・アメリカ初戦のコロンビア戦で、キックオフ前に黙とうを捧げた。     著名なジャーナリストとはいえ、まだ53歳の中堅。 日本だったら、このレベルの記者の死にいちいち対応はしないだろうな、と思った。 メディア関係で日本協会が哀悼の意を示...